施術例

歩行困難と頭痛、めまい、吐き気、動悸 15歳 女性

お悩みの症状

中学三年生の夏ごろから頭痛、めまい、嘔気、動悸の症状が現れる。
高校生になり5月ごろから急激に症状が悪化。
物につかまらないとふらついてしまい、歩行困難な状態。
午前中は頭が痛く動けない、嘔気、動悸を伴う。
病院にて受診したところ、起立性調節障害(OD)と診断される。
インターネットにて当オフィスのホームページをご覧になって来院された。

検査

筋力検査では、ほぼ全身の筋力が低下し抵抗できない状態。
タンデムゲート(つぎ足歩行)では体が左右にゆれ、真っすぐ歩けず歩行困難。
指鼻検査で右陽性反応。眼球検査検査でサッケードに異常。
上記の検査から右小脳の機能低下が観察される。
ブラインドスポット検査で左脳の機能低下。
眼瞼痙攣があり大脳基底核の可塑的変化が示唆される。

施術

大脳基底核の可塑的変化が心配されるため初回は強い刺激を避け、胸郭、横隔膜などの呼吸系の改善を行い終了。
2度目の来院で呼吸改善の効果が現れ全身の筋力は正常に近い値を示す。しかし頭痛、めまいなどの症状は改善されていない。
アレルギー検査を行うと砂糖、小麦、水、ハチミツに反応が現れた。
アレルギーを順次除去すると家の中では、ほぼ問題なく動けるようになったが、学校に行くと頭痛がひどくなる。そこで感情を検査すると担任の先生の感情が表れた。この感情を開放すると、まだ午前中、頭痛はするが学校へ行っても通常通り授業を受けられるようになった。

所見

この患者さんの場合は、食物と感情の複合アレルギーの結果、神経系の働きを阻害してしまい、歩行困難、めまい、頭痛、動悸と言った起立性調節障害の症状を引き起こしたものと思われます。
アレルギーが作用しているため、安静にしていても改善は難しいと思われます。

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