施術例

棘上腱炎 ボールを投げると痛い 17歳 男性

お悩みの症状

野球部ピッチャー
半年ほど前よりピッチングを行うと肩に痛み。

検査

棘上筋、三角筋、上腕三頭筋、僧帽筋への筋力検査を行うと著しい低下が観察される。
更に神経筋反射検査において棘上筋だけが反射反応を示す。

アプローチ

呼吸系を改善し、棘上筋へフリクションマッサージを行い再度、筋力検査を行うと棘上筋の筋力は正常値を示し、最初の検査時に筋力低下を起していた三角筋、上腕三頭筋、僧帽筋の筋力も同時に正常値を示す。
施術後72時間空けてからピッチングを行うと肩の痛みは半減。
その後、練習をしながらの調整と言うこともあり、8回と多少回数はかかったが痛みは消失。

所見

肩を酷使しての棘上腱炎。投擲競技の選手に一番多い肩の痛みです。
棘上筋が炎症を起こしたことで肩関節に関係した三角筋、上腕三頭筋、僧帽筋も影響を受けた二次的な筋力低下です。
腱鞘炎、腱炎の炎症は腱に出いますが、原因は筋肉にあります。
この患者さんの場合、棘上筋が収縮を起し機能低下を起したため、本来かからない負荷が腱にかかり炎症を起こしていました。
棘上筋の腱の炎症を改善するには筋肉の機能を回復しなければ腱炎は改善しません。

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