施術例

肩こりと左手首の痺れ(しびれ)43歳 女性

お悩みの症状

主訴は肩こりで来院。
問診表の記入に ①3年前の事故より左手首の痛みとシビレ ②右肩、首、腕のこり ③左肩甲付近の肋間神経痛(大学生の頃より)とあり
肩はこりと言うよりも痛みの方が強いとの事。
左手首は3年前に高所よりの転落事故で尺骨と橈骨を粉砕骨折、手術後リハビリ終了、しかし手首の伸展屈曲回旋の機能回復は望めないと言う事で身障者手帳の交付を受けている。
手首の痛みと機能回復は諦めているのでとにかく肩こりを何とかしてほしいとの訴え。

検査

神経学的検査により左大脳の機能低下
横隔膜、胸郭の呼吸系の機能低下・肩甲挙筋、菱形筋の筋力低下。
機能的な低下の他に子宮と左手首の手術痕より侵害刺激の反応あり。
更に詳しく検査したところ大元の原因は左手首の傷跡の可能性が大きい

アプローチ

右小脳の刺激を利用し左大脳の活性化、眼球運動で脳幹を刺激、呼吸調整と神経調整を行う。左手首の傷跡に刺激を与え再度検査、低下を起こしていた筋肉力は全て正常化。首、肩の筋肉の調整は殆ど行わず肩こりは解消。
次に手首に対する施術として動きの悪い左手首を鏡で隠しそこに右手首を映し曲げたり伸ばしたりの運動(ミラーエクササイズ)を行う。
左手首の動きは完全ではないが大きく改善。
鏡で動きの悪い部分を隠しそこに反対側の正常な部分を映し鏡に映っている手や脚を動かす、鏡に映った部分を動かし正常な運動動作を見る事で視覚刺激が運動機能の低下した大脳の運動野を刺激活性化し左手の運動機能を回復させる(ミラーエクササイズ)
左手首が動かず家事を行うのに不自由であったが現在は手首に痛みは少しあるものの家事を行うのには問題の無い状態に回復。
「左手首はもう一生動かないものと諦めていたのでうれしい」と感激されていた。

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