院長のブログ

耳のつまり

ここ3週間ほどで耳が詰まるという患者さんが10人ほどに昇っている。
高い所やトンネルの中などで耳がボーとして音がこもった様になり聞こえづらくなる状態。
風邪をひいたのがキッカケでなる方もいれば、ある日突然耳がボーとなったという方もいる。
耳は鼓膜で仕切られていて内耳と外耳の圧が等しければ問題は起きないが高い所やトンネル内は気圧が低く内耳と外耳に気圧差が生じると鼓膜は気圧にお高い方へ引っ張られてしまう。
これにより鼓膜の機能が低下して『耳がボー』となる。
しかし内耳から咽頭に耳管と言う管が通っていてこれが、エア抜きを行なっている。
物を飲み込んだ時に耳管が0.3秒ほど開く、このときに内耳と外耳の圧力調整が行われる。
ここ何週間か気候が不安定で気圧の乱高下が激しい。
この気圧の激しい変化によって耳管の開閉がスムーズに行なわれないのである。
原因はそれぞれであるが、顎関節の問題や自律神経の問題、中枢神経系の問題とそれぞれであるが、身体機能を正常に調整すると耳管の開閉が正常に行なわれるようになり、耳は元通り聞こえるようになる。
ちなみに中耳炎も耳管の開閉が出来なくなり内耳のリンパ液の排出が出来なくなり発症する。
耳がボーとなったら要注意。

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