院長のブログ

種も仕掛けも・・・あります

「○○ですが、腰、やっちゃって」と言う電話が入った。
3時間後に来院。
状況をお聞きすると、前かがみで段ボール箱を持ち上げようとしたら
「電気が走って、力が抜けた」との事。
いわゆる典型的な“ギックリ腰”
しかし、以前にも申し上げたとおり「ギックリ腰」とは状態を表している言葉で病名ではない。原因は様々である。
筋力検査を行うと背中の脊柱起立筋と腹直筋、腸腰筋に筋力低下、腰部、背中に痛みを発生する「ギックリ腰」の特徴を現している。
しかし、気になることが一つあり患者さんに脚を引きずって歩いている理由を聞いてみた。
すると、「一週間前に仕事で600kgあるコピー機を移動させようとして右足親指の上に落としてしまった」との事。
幸いにも安全靴を履いていたため骨折はしなかったが、指の付け根を圧迫して打撲と診断され、やっと腫れが引いたばかりだという。
何か気になったので右足の打撲箇所に軽く圧をかけながら筋力検査を行うと、低下していた筋力が全て正常な状態に戻り腰部の痛みもほぼ消えた。
患者さんに「腰痛の犯人は足の打撲ですよ」と言うと「え~!!」と驚いていた。
身体のどこかに、長期に渡り痛みが存在すると身体全体が痛みを感じやすくなる「促通」状態になる。
そこに酸素不足が加わり、ちょっとした動作で腹筋、起立筋が収縮を起し、「ギック」となり腰に痛みが発生してしまったというのが今回の「ギックリ腰」の種明。

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