院長のブログ

評価基準

2008/11/15

施術を行っていく上で、症状に対して指標が無ければならない。
つまり、患者さんの訴える辛い症状に対して改善がどのくらい進んでいるのか。
ほとんどの場合が患者さん自身の感覚的表現に頼るほかない。
しかし、患者さんの主観的な感覚だけに頼っていた場合、心意的な問題や気温、気圧など、内的および外的要因に左右されることが少なくない。
それに、以前にも書いた事だが、患者さんにしてみれば症状が緩和されてきても辛い症状が残っていると、微妙な改善の状態と言うのは表現しにくい。
それではどうしたらよいのだろう?
そこで重要になってくるのが末梢と中枢の神経の状態。
筋力テスト、瞳孔の反射、深部腱反射、眼球運動、・・・など神経の反射を利用して、その時の状態を記録しておく。
前回の神経系の状態と比較することで改善の状態が客観的に評価することができる。
仮に患者さんの訴えている状態と、神経的検査の評価が異なっていたとしても自信を持って患者さんに説明することができる。

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