鈴木のり子のブログ

毎日の飲み物や食べ物で乾燥肌対策をしてうるおい肌をキープ

肌のうるおいを保つ、保湿を肌の中から保つにはセラミドやタンパク質が必要

ビタミン・ミネラルの不足が良くないことを前回お伝えしました。
そして、炎症を起こしやすい食べ物を避けることも重要です。

肌の炎症がなくなり、消化力も回復してきたら、じゅうぶんな栄養素を補いましょう。

肌のターンオーバーを正常に保ち、乾燥肌によい栄養素

乾燥肌に良い効果をもたらす栄養素には、ビタミンA、B、C、E、セラミド、α-リノレン酸、亜鉛などがあります。普段の食事で意識して摂ることをお勧めします。

もちろん、個々でアレルギーのある食品は避ける必要がありますのでご注意ください。

1)ターンオーバーを促す食品 タンパク質・ビタミンB群

ターンオーバーを促すタンパク質やビタミン類などを含む食品を摂取すると、セラミドの生成を助けられます。

たんぱく質

・新しい細胞の原料となる

肉・魚・卵・大豆・納豆など

ビタミンB群

・肌の再生のエネルギーを作る代謝を促し、肌の炎症を抑える

豚肉・レバー・卵・大豆・納豆など

2)抗酸化作用のある食品 ビタミンA C E

呼吸やストレス、紫外線などによって作られる活性酸素は、細胞の働きを弱めてセラミドの合成を妨げます。活性酸素の働きを抑える抗酸化作用がある食品を摂れば、セラミドがスムーズに合成されます。

ビタミンA・βカロテン

・皮膚や粘膜のうるおいを維持し、新陳代謝を活発にする

うなぎ・サバ・イワシなど青魚、緑黄色野菜(人参 ほうれん草 パプリカなど)・卵・レバーなど

ビタミンC

・肌のコラーゲンの生成促進し抗酸化作用のある

パプリカ・ゴーヤ・紫キャベツ・カリフラワー・キウイ・イチゴ・柑橘類など

ビタミンE

・肌の血行を促進して抗酸化作用がある

菜種油・アーモンド・アボカド・ゴマ・味噌・かぼちゃ・モロヘイヤ

3)皮膚や粘膜の健康維持する食品 亜鉛 オメガ3系脂肪酸

亜鉛は細胞分裂に欠かせない酵素を働かせるために活躍し、皮膚や粘膜の健康維持をサポートする

亜鉛

酵素を活性化

牡蠣・うなぎ・赤身肉など

・オメガ3系脂肪酸(α-リノレン酸・EPA・DHAなど)

細胞膜の生成

えごま油、シソ油、亜麻仁油、青魚など

4)肌の水分を保つ食品

セラミドやグルコシルセラミドが含まれている甘酒・米・米麹・米ぬかや米胚芽・小麦・大豆を摂ることで保湿成分を高めることで出来ます。

セラミドの1日あたりの摂取量は定められていませんが、1日に0.6mg摂取するとバリア機能改善の効果が期待できるとされています。

生こんにゃく芋から作られたこんにゃくなら、約半丁食べることで摂取できる量です。また、細胞間脂質の他に、角質層にある皮脂膜やNMF(天然保湿因子)にも肌の水分を保つ役割があります。

5)水分補給

乾燥肌予防のためには、十分な水分補給が重要です。食事に含まれる水分を除いて、飲み水は一日に1.5~2Lを目安に摂取しましょう。

このとき、水分を一気に摂るのは厳禁です。大量の水分によって胃液が薄められると、その後の食事の際に消化不良を起こしてしまう可能性があります。コップ1杯程度を、起床時や毎食時、間食時、入浴後、就寝前などタイミングを決めて飲むようにしましょう。


【注意】

セラミドを減らしてしまう避けるべき食品は?

・マーガリン・ラーメン・ドレッシング・インスタント食品

キャノーラ油、大豆油、ゴマ油、紅花油、グレープシードオイルなどオメガ6系の脂肪酸は細胞膜を作るのに必要ですが、摂りすぎると逆にセラミドを減らしてしまいます。

現代の食事では摂りすぎの傾向にあるので、特に揚げ物やドレッシング・マヨネーズ・ラーメンなどは摂りすぎないようにしましょう。

まとめ

血行促進や代謝促進、抗酸化作用のある栄養素を多く摂取する

保湿成分であるセラミドを摂取する

水分はこまめに摂取する

皮脂分泌量を維持、角質層のセラミドやNMF(天然保湿因子)の増加を促して肌の水分含有量を保ちましょう。

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