施術例

内臓と関係していた肩甲上神経の絞扼障害 62歳 男性

お悩みの症状

1年前より左肩から腕全体がシビレる。それも体を動かしたり歩き始めたりするとシビレ始めしばらく体を動かしているとシビレは無くなる。またお酒を飲むとシビレる。
*整形外科において画像検査等を受診、異常無しと診断され、血流改善の薬を処方され服用中

検査

菱形筋・棘下筋・斜角筋・鎖骨下筋・小胸筋・長掌筋、低下
左脳の機能低下・横隔膜・胸肋関節低下、胆嚢に反射反応。

アプローチ

左脳の活性化、胆嚢へのマニュピレーション、横隔膜・胸肋関節の可動性を改善。
一回の施術でシビレの強さが半減、長掌筋と菱形筋の筋力回復。
斜角筋・小胸筋・棘下筋のトリガーポイントを解除、各筋肉をリリース、7回の施術でシビレは完全に解消。

所見

施術後半になり、症状の最初に肩甲骨に痛みが生じそれからしばらくして腕と肩にシビレが出始めた事を思い出したと言う。この患者さんはゴルフを頻繁に行うと言う事で右利きの人間であればボールを打つスウィングは殆どが左手がメインで振り切り背中の後までクラブを持っていく、この時の動作では左の肩甲骨にある棘下筋が作用する。
反復使用されることで棘下筋が過収縮を起し真下に分布する肩甲背神経を圧迫、さらに時間経過でダブルクラッシュシンドロームを起し肩・腕にシビレを招いたものと思われます。
スポーツによる反復運動が原因のように思われますが、根本的な原因は口呼吸により末梢の筋組織と中枢の大脳皮質の酸素不足が招いた運動機能低下です。
中枢、末梢共に酸素が充分に供給されていれば運動機能障害には簡単には起こりません。

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