施術例

痛みの無い状態まで回復できた大腿骨頭壊死 43歳 女性

お悩みの症状

1歳のときに股関節脱臼で手術を受ける。半年前に左股関節外側に痛みのため歩行困難。病院で大腿骨頭壊死と診断され人工関節の手術を受けるように薦められたが、なるべくだったら手術は避けたいと知人の紹介で来院。来院時、歩行30分で左股関節が痛くなり歩けなくなる、階段の昇りで痛み。左股関節の可動性が極端に低下、痛みを伴う。

検査

眼底の動脈・静脈比率、瞳孔の対光反射などから左大脳皮質の機能低下が観察される。
左側大胸筋、広背筋、大臀筋、中臀筋、大腿四頭筋、大腿筋膜張筋、など体幹左側の筋肉の筋力低下。

アプローチ

右筋紡錘に刺激を与え脊髄小脳路を利用し左側の大脳皮質を活性化。
呼吸系を調整し体内の酸素濃度改善。
頭蓋骨調整で硬膜を刺激。
低下していた左側大胸筋、広背筋、大臀筋、中臀筋、大腿四頭筋、の筋力50%アップ。
大腿筋膜張筋の筋力は変化なし。
施術ベッドから起き上がって歩行を行うと股関節付近の痛みは半減し楽に歩けるようになる。
5回目の施術で朝目覚めたときのだるさが消え、歩行距離が伸びた、10回目で階段の昇りで違和感はあるが痛みはない状態にまで回復。

所見

大脳皮質が何らかの原因で機能低下を起すと交感神経が亢進し体幹の太い血管意外は収縮を起します。
この状態が長期に及ぶと血流が低下し身体の各部分に血液が運搬して行く酸素と栄養が不足します。
この患者さんの場合、左大脳皮質が機能低下を起した事で左半身が血流不足になり、元々障害を負っていた左の大腿骨頭への血流の供給が一段と低下し、壊死を起したものと思われます。
股関節脱臼の手術を受けているため、完全に痛みが消えるのは困難ですが、定期的に調整を行うことで、日常生活には支障ない状態に維持できるものと思われます。

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