お悩みの症状
出産後、肩こりがひどく偏頭痛がするようになり、頭痛薬を飲んでもこの頃は薬も利かなくなり、時々割れるように痛い。
検査
首の前の部分の筋肉、胸鎖乳突筋、斜角筋群が筋収縮を起しスパズムを起している。
頭蓋骨リズムの乱れが観察され硬膜への影響へも影響を及ぼしている。
神経学的検査では右小脳機能低下により左大脳半球の機能低下が観察される。
施術・アプローチ
脊柱付近の筋肉の筋紡錘を刺激し右小脳を活性化し左大脳半球の機能を活性化。
頭蓋骨調整にて硬膜と脊髄液の調整。
呼吸筋である胸鎖乳突筋・斜角筋群のスパズムに対しトリガーポイントを解除し筋肉を弛緩させる操作と同時に横隔膜と胸郭に刺激を与え呼吸改善。
施術三日後には頭痛は半減。呼吸法の指導と数回の神経調整で頭痛は消失。
施術が完了すると腰痛と膝の痛みも同時に改善。
所見
妊娠後期になると胎児の成長と共に横隔膜が圧迫され充分な呼吸運動が出来なくなり呼吸低下を起します。
酸素不足になり、それ加えて分娩時には赤ちゃんを押し出すために大きくいきみます、この動作を赤ちゃんがおなかから出てくるまで繰り返します。
この時、特に首や肩、胸の筋肉に力が入りこれらの筋肉が収縮しスパズムを起すと頚部にある総頚動脈および内頚、外頚動脈を圧迫し血流の低下を招きます、また呼吸筋である頚部筋が収縮を起すと胸郭の可動性が低下して呼吸低下を招き緊張性頭痛である偏頭痛が引き起こされます。
膝、腰の痛みも全身性の酸素不足による筋力低下が起因していました。
コメント