院長のブログ

健康の定義

健康の定義というと小難しくなりますが・・・ん~でもやっぱり難しい。
健康は人々の永遠のテーマとして語られてきました。
確かに『健康』を明確にまた明瞭に説明するのは難しいですよね。
病気ではない事。元気な事。ご飯が美味しい事。スポーツや仕事で楽しく体を動かせる事。
昔から健康の条件として『快眠、快食、快便』ということが言われます。
よく眠り、よく食べて、気持ちの良い排泄。これって健康でなければできませんよね。
これらに共通の条件は何か!
気分よく体を動かし、人間の生体システムを良好な状態に保つためにはエネルギーが必要です。
エネルギー。人間のエネルギーはATPアデノシン三リン酸。
アデニンという物質に糖が結合したアデノシンにリン酸が3分子つながったものがアデノシン三リン酸またの名をATP。
このATPは基本的には糖を分解して作られますが、このつくり方が一筋縄ではいかない。
ご飯やパスタ、日本人の大好きなラーメンなど炭水化物を単糖類のグルコースにまで消化分解してATPは合成されます。

ちょっと余計な話ですが最近は炭水化物という言い方はあまりしせず糖質と表現することのほうが多い様です。

話は本題に戻りますが。あるものが足りないと1分子のグルコースから2分子のATPしか作られません。
1つのグルコースからエネルギーの元が2つ出来るのだからいいじゃん!!!と思うかもしれませんが実はここ大きな間違え。

酸素が加わるとミトコンドリアのなかでクエン酸回路というのが稼働して38分子のATPが作られます。

前者を『解糖系』、後者を『酸化的リン酸化』と言います。
2個と38個じゃとんでもない大きな差ですよね。

人間の細胞は60兆個あると言われています、そして一つの細胞にはミトコンドリアが数百から数千あると言われます。
各細胞に酸素を行渡らせるための呼吸が最も重要な事です。

それではどんな呼吸でもいいのか。そうではありません。
『鼻呼吸』が重要です。
口呼吸は鼻呼吸に比べ空気の取り込みが極端に少なく口呼吸それだけで酸素不足になります。

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