院長のブログ

見当違いだった首の痛み


患者さんのお母さんが一週間前から首の付け根から右腕に激痛が走り、夜寝ることもできないくらいだと言う。
ご当人は72歳、ただ問題は『骨粗粗症で1ヵ月前から病院に通院中』が大丈夫かと言う事だった。

何はともあれ、先ず診させていただくことになった。
骨粗粗症で通院するきっかけとなったのが、1ヵ月ほど前、首の付け根と肩甲骨の間に痛みが現れたので、病院で診察を受けたところ、骨密度の低下が原因と診断され骨密度を上げる施術を受けていると言う、そして一週間前から今まであった痛みにプラスして腕にも激しい痛みが発生したとのこと。

検査を行うと肩甲背神経が、首のところにある中斜角筋によって圧迫されたことで首、背中、腕に痛みを発生させていた。

問題を起こしている筋肉をリリースし呼吸改善を行うと痛みは半分以下に軽減した。

骨密度を聞いてみると、標準よりやや低い程度だと言う。72歳と言う年齢を考慮すると骨密度には問題ないと思われる、何よりも骨密度が減少したことが起因しての痛みであれば、私が施術を行っても痛みは軽減しないはずである。
首、背中の痛みが何故、骨密度の減少が原因だと言うことに結びついたのか、不思議でしょうがない。

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