栄養を摂りましょう。
ビタミン・ミネラルが大事です!と言われたたら
それは知っているという声が聞こえてきそうですが、ビタミン・ミネラル足りていますか?と聞かれたら、
「ん~。 どうかな?」となり、
自信を持ってハイと言える方は多くないかもしれません。
身体に必要なビタミンは13種類 必須ミネラルは16種類あります。
知っていましたか?
思っているより多くないですか?
私は、29種類も食事から摂る必要があるって、多いなと思います。
3大栄養と食物繊維、ビタミン・ミネラルで6大栄養素と言われていますが、ビタミンとミネラルと蛋白質・糖質・脂質・食物繊維を合わせると33種類も必要なのです。
毎日、きちんと摂れているか怪しくなってきましたね。
最初に、ビタミンに種類と働きについてみていきましょう。
ビタミンには油に溶けやすい、脂溶性ビタミンと水に溶けやすい水溶性ビタミンの2種類があります。
脂溶性ビタミン4種類 ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK
水に溶けない脂溶性ビタミンは、必要以上に摂取しても尿に溶けて排泄されることがありません。
食事からの摂取量なら問題ないのですが、サプリメントなどから大量摂取による蓄積が起こると過剰症を起こす危険性があります。(日本で通常に販売されているサプリメントを処方通り飲む分には大きな問題は出にくいとは思いますが、個人差があるので注意は必要です。海外の製品はご注意ください。)
【働きについて】
ビタミンA・・・皮膚や粘膜の健康を守り、網膜色素の材料です。抗ガン作用もあると言われています。
ビタミンD・・・カルシウムやリンの吸収を促進し、骨の育成に関わっています。血中のカルシウム濃度も調整しており、コロナ以降は免疫を高めるビタミンとして注目が高まっているビタミンです。
日光に当たると体内合成できますが、紫外線ケアをやりすぎている人や日中外に出ない人は不足のリスクが高まります。
日照時間が短く日差しの弱い冬場は、サプリメントの利用も良いかもしれません。
ビタミンE・・・強力な抗酸化作用があり、身体の老化を防ぎ、赤血球を保護する働きもある。卵子の老化予防にもつながり、「妊娠ビタミン」と言われ、妊産婦の健康を維持するのに必要なビタミンとしても知られています。
ビタミンK・・・血液凝固作用があるため、出血した際に必要な栄養素で、カルシウムの骨への沈着を助ける働きもある
水溶性ビタミン9種類 ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンB3(ナイアシン)
ビタミンB5(パントテン酸) ビタミンB6 ビタミンB7(ビオチン)
ビタミンB9(葉酸) ビタミンB12 ビタミンC
水溶性ビタミンとはまさに「水に溶ける」ビタミンのこと。ビタミンB群とビタミンCが属します。水に溶けるので、余分に摂取した分は尿と一緒に排泄されてしまいます。
また、煮る、水にさらすことで流れ易いので、調理方法に気を付けることが大切です。
ビタミンB1・・・炭水化物のエネルギー代謝の家庭で補酵素として利用。脳機能や神経機能を正常に保つ働きもある。
ビタミンB2・・・タンパク質、脂質、炭水化物のエネルギー代謝の補酵素となります。活性酸素を除去する酵素をサポート。不足すると肌荒れや口角炎を起こしやすい
ナイアシン・・・三大栄養素のエネルギー代謝で多くの酵素をサポートします。アルコールの分解を助ける働きもある。不足していると睡眠にも影響がある。皮膚のバリア機能の維持に関与。赤みや炎症を抑える効果もある。
パントテン酸・・・補酵素として脂質の代謝を助けます。副腎皮質ホルモンの合成にも関わっている。皮膚の保湿と修復にも関与.
ビタミンB6・・・タンパク質の分解と合成、エネルギー代謝に補酵素として関わっています。神経伝達物質の合成にも必要です。
ビタミンB12・・・細胞分裂に必要な核酸を合成します。赤血球の形成にも必要で貧血の予防にも働きます。中枢神経の機能を維持する働きもある。
葉酸・・・核酸や赤血球の形成にも不可欠なビタミンです。特に妊娠中の女性に重要な成分であり、アミノ酸の代謝にも必要。
ビオチン・・・糖質のリサイクルやアミノ酸の代謝過程で補酵素として働く、皮膚の健康を保つ働きもある。アトピー性皮膚炎の改善にも使われることもある。
ビタミンC・・・血管や皮膚、骨や歯、軟骨などの健康を保ちます。強力な抗酸化作用があり、細胞膜の老化を防ぐ働きがある。
ビタミンB群はお互いに連携して働いているので、単体ではなく一緒に摂ることが重要です。
必須ビタミン・ミネラルのうち比較的足りているものと不足しやすい物があります。
お肌トラブルだけではなく、身体の不調が続くときは栄養不足が原因かもしれません。
栄養が摂れているか気にしてみてください。
ニューラルヒーリングでは、分子栄養学の考え方をもとにした度の栄養が不足しているかを簡易的にチェックすることもできます。
栄養が足りているか心配の方は、ご相談ください。
管理栄養士 鈴木のり子
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