鈴木のり子のブログ

肌のセラミドと栄養素について

肌バリア機能を高め、乾燥を防ぐには、肌の『セラミド』を増やすことが効果的であることを以前お伝えしました。

肌の潤いを保つ成分の一つがヒトセラミドです。

肌が潤うことは、アトピー性皮膚炎の状態を改善するには大切な要素になります。

ヒトセラミドは肌にとって自然な保湿の成分です。類似のセラミドは人の肌だけでなく食品にも含まれます。

日ごろから摂取することで、肌の保湿力を高める効果が期待できます。

例えば、食品中のセラミドは、こんにゃくや米、トウモロコシ 大豆 マイタケなどに含まれます。食品に含まれるグリコシルセラミドはグルコースにセラミドが結合したスフィンゴ糖脂質というものですが、

セラミド含有食品を食べることで、腸で吸収され、それがスフィンゴシンや糖そして脂肪酸に分解されます。

分解されて出来たスフィンゴシンが肌の角質層に作用する栄養分でヒトセラミドが生成されていきます。このようにヒトセラミドを増やすことで、肌のバリア機能が強化され、保水力も高まります。

ヒトセラミドが増やせるとなるとセラミド含有食品を食べたくなりますね。

どのような食品に多くセラミドは含まれているのでしょうか。

スーパーなどで手軽に帰るお勧め食材はこんにゃくです。こんにゃくコーナーに行くと、色々な種類のこんにゃくが並んでいますが、その中でもお勧めなのが、生芋こんにゃくです。

セラミドの量でいうと生芋こんにゃくには、100g中に多くて1mg程度含まれ、

精粉こんにゃくとなると100g中に約0.03mg程度とかなり減ってしまいます。

セラミドは肌の潤いと健康を保つために必要な成分ですこんにゃくに限らず、セラミド含有食品を毎日食べることをお勧めします。

セラミドを多く含む食品

こんにゃく、ご飯、ジャガイモ、里芋、大豆、小豆、黒豆 ごぼう、そば、わかめ、ひじきなど

セラミドは肌の潤いと健康を保つために必要な成分ですが、それだけでは健康な肌は作れません。

肌の乾燥や肌トラブルを予防改善するには、栄養を細胞に届けるために、血流を良くすること、ターンオーバーを正常に保つのに役立つ栄養素を摂取することが大切です。

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