鈴木のり子のブログ

未病の予防という考え方

未病という言葉をご存じですか?
未病とは病気に未だ病気にあらず、ですね。

未病の2つの考え方

未病を「自覚症状はないが検査値では異常があり、放置すれば重症化する状態」と考える西洋医学的のものでメタボリックシンドロームや血圧が高め 血中脂質が高め 肝機能が高め 血糖値が高めといった生活習慣病予備軍の方です。

漢方的な考え方の「自覚症状はあるが検査では異常が発見されない状態」という漠然としたもので女性に多い不定愁訴

いずれにしてもメタボリック、すなわち代謝が正常ではない状態が引き金となっています。

西洋学的な未病と漢方的な未病は密接につながっています。

今回は、女性に多い不定愁訴という側面から考えてみたいと思います。

血液検査では特に問題はないが、原因不明の頭痛 肩こり だるさ 冷えなど
特に病名が付くわけでもないが何となく調子が良くない状態が続く、または少し活動量が増えると疲れやすいといった症状

体の中では何が起こってるの?

身体の中で起きている状態のイメージは

糖質からエネルギーを作る力(代謝)が弱いので、エネルギー不足となり、
エネルギー源となるブドウ糖を多く含む甘いものや炭水化物を体が欲求する

エネルギーを作る力が弱いのでたくさん食べると無駄にビタミンが使われてしまう。
または、糖分が完全燃焼されないので、エネルギー不足を感じてだるくなる。

身体に糖分がたくさんあっても細胞に取り込んでエネルギーを作れないと脳は糖分不足を感じるのでもっと食べたくなるといった負のループに入ってしまいます。

また、エネルギー不足により神経伝達がうまくいかないので必要以上に痛みを感じやすくなり、鎮痛薬など症状が抑えられる薬を飲みながら、エネルギーを作るためにチョコレートなどを食べたくなるといった欲求を抑えられず食べすぎてしまう。

糖分を食べているのにエネルギー不足を感じて食べ過ぎて肥満になり、西洋医学的な未病に突入しやすいのです。

このパターンの方は代謝の問題ではありますが、
ビタミン不足 酸素不足 睡眠不足を解消すると症状が改善する可能性が高いです。

栄養を考えるニューラルヒーリングのアプローチ方法

ニューラルヒーリングの治療では神経バランス療法と適切な栄養摂取で改善します。

逆に、体調が悪いので身体によさそうなもの厳選して食べているのになかなか調子が良くならない方。

添加物の少ないオーガニックなど体に良い食材を食べている
ビタミンやその他 体に良さそうなサプリメントなどを利用している
食べ方や食べ順などに気を付けているなど

食べ方に気を付けている割には良くならない。

食べ方に気を付けているが、甘いものを食べることだけはやめられない。

さらにはアロマなどの芳香療法やヒーリングミュージックなどの音楽療法 鍼灸や呼吸法等々様々なことにトライしてもなかなかスッキリとせずいつも不調感が残っている方。

こちらはCFP代謝療法と適切な栄養摂取で改善します。

ニューラルヒーリングでCFP代謝療法を受ける前の私自身がまさにそうでした。

管理栄養士という職業柄、栄養素不足には敏感でメガビタミン療法などにもかなり興味を持ち大量摂取を試みたこともありますが、尿がビタミンBで黄色くなるばかりであまり体調に変化はありませんでした。

糖代謝が低くエネルギーを作る力が弱かったので頭痛 肩こり 生理痛 冷え性 疲れやすい等の病気ではないけどなんとなく調子が良くない状態が続いていました。
神経バランス療法で酸素が体に取り込めるようになり一時的には良くなっても持続性がなかったのですが、CFP代謝療法でエネルギーを作りやすい体に体質改善することで3大栄養素やビタミンやミネラルを活用しやすくなり、ビタミン剤の効果を感じやすい体になりました。
エネルギーが作れるので必要以上に甘いものを食べることもほとんどなくなりました。

エネルギー切れのサインに気付いて!

私が極端に甘い物や炭水化物類を食べたくなったときは、あることのサインです。

何のサインかと言えば、エネルギーを作る力が弱くなっていますよということ。
酸素 栄養 睡眠のいずれかもしくはすべてが不足しているということ。

早めに気が付けば自分で対処することが出来ます。

痛みや動けないほどのだるさをないけど、過度に糖質を食べたいと感じて食べてしまうときには頭痛・腰痛などの痛みを感じる手前なので、神経バランス療法で酸素を取り込める体に戻してもらいます。
そして、栄養と睡眠をとれば、状態は悪くなりません。

この状態を無視して(というかやむを得ず無理をしてという方が正しいですが)、活動しているとどこかに痛みが出たり、体重が増えます。

ほとんどの方は未病の対処をご存じないので、未病の予防が出来ず、 未病から本当の病気になってしまいます。

小さな不調を見逃さず、早めに対処してくださいね。

次回はメタボリックシンドロームなど西洋医学的な観点からの未病と薬について考えてみたいと思います。

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