施術例

こもった感じの耳鳴り 61歳 女性

お悩みの症状

2年ほど前から左耳が、こもった感じでボーとしている、急にトンネルや高い所に行った時になる、耳が詰まる感じだと言う、その他に腰痛、両膝の痛みがある。

病院での聴力検査では左耳が若干低下しているという診断。

検査

瞳孔の対光反射・ブラインドスッポット・眼底の動脈、静脈の比率などから左側の擬似的副交感神経亢進状態と判断。筋力検査では大腿直筋、腹直筋、腸骨筋、大腰筋が筋力低下。

施術・アプローチ

横隔膜、大腰筋、腸骨筋を調整し呼吸を改善、自律神経のバランスを整え、頭蓋仙骨療法で硬膜と脊髄液を調整。
施術直後、左耳の違和感解消、低下していた筋力も正常になり膝痛、腰痛とも半減。

所見

左耳の違和感は内耳から耳管と言う管が咽頭につながっています。
トンネルや高い所に行くと内耳と外耳に気圧差が生じ内耳の中が負圧になります、これにより鼓膜がへこんだ状態になりボーと聞こえずらい状態になる事があります、この時ツバやものを飲み込むと耳管の入り口が一瞬開いて内耳と外気との気圧の調整が取れます。
この調整に関わっているのが『耳管咽頭筋』、この筋肉は交感神経の支配を受けています。
中枢神経(大脳皮質)が酸素不足になると交感神経が亢進し緊張状態になります。
そこで交感神経支配である耳管咽頭筋が収縮した状態になり、耳管を閉じてしまい内耳の負圧を調整できず音がボーとしか聞こえないようになってしまった。
膝の痛み、腰痛も酸素が低下したために筋肉が筋力低下を起し痛みが発生、作用する筋肉に酸素が充分に行っていれば筋力低下は防げ痛みも解消します。
在宅ケアとして呼吸改善のための深吐呼吸法を指導

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