お悩みの症状
頭痛と肩こりで来院。
検査
肩甲骨を背骨側に寄せる菱形筋・斜角筋群・胸鎖乳突筋・広背筋が筋力低下。
筋神経反射で足首から反応があり、詳しく聞くと1年ほど前に捻挫。
今は歩くなどしても痛みはほとんど無いが、正座をすると痛みがまだあると言う。
詳しく検査してみると前距腓靱帯が瘢痕組織を形成している。
施術・アプローチ
靱帯に虚血回復のために押圧を加え、前距腓靱帯の機能を回復。
機能回復を行なうとその場で正座ができるようになり、痛みもほとんど消失。
筋力低下を起していた菱形筋・斜角筋群・胸鎖乳突筋・広背筋の筋力も回復。
2回目の来院時に足の痛みと同時に肩こりと頭痛も解消。
所見
この患者さんの場合前距腓靱帯が瘢痕組織を形成したために、神経反射で交感神経が亢進状態になり、その状態が長期に及び、身体全体の血流を低下させ首周辺の筋肉の筋力低下と頭皮筋の収縮を招き肩こりと頭痛を招いたと考えられます。
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