施術例

風邪を引いた後、痺れ(しびれ)が出てきた 19歳 女性

お悩みの症状

3ヶ月前に風邪をひき、それから左首から肩、腕にかけて痺れ(しびれ)が現れた、現在は左腕に時々鈍痛も伴うようになり、左半身全体にだるい感じを覚えるようになってきた。
痺れ(しびれ)が現れた3ヶ月前、病院にて受診、血液検査、脊髄液の採取、MRI撮影などを行う。
髄膜炎などの感染症を疑ったものと思われるが、検査の結果異常なし、3ヶ月を経過し症状に変化なし。

検査

ブラインドスポット・対光反射・眼底V/A比などから左大脳半球の機能低下が観察できる。
筋力検査の結果、斜角筋・胸鎖乳突筋・大胸筋・広背筋・中臀筋・小臀筋・ハムストリング筋群など体幹左側の筋肉に筋力低下。
触覚・痛覚・振動覚などの感覚系に異常は認められなかった。

施術・アプローチ

右脊髄小脳路を利用し左大脳半球を活性化。横隔膜と腸腰筋をリリースし呼吸改善。頭蓋骨調整。
施術終了後低下していた筋力は全て正常な値を示す。
呼吸改善のため鼻呼吸と深吐呼吸法を指導し一週間様子を見てもらう。2度目の来院時には症状の80%改善。

所見

学生であるため勉強で机に向かい座っている時間が長いために横隔膜の動きが抑制された状態が続き、酸素不足に陥っていたところに、口呼吸により決定的なな酸素不足状態であった時に風邪をひき、それが引き金になり症状が現れたものです。

斜角筋症候群が原因だけど、、

体内酸素の低下で左大脳半球が機能低下を起したことで同側の屈筋群が収縮、特に左の斜角筋が収縮を起したことで前斜角筋と中斜角筋の間を通っている腕への神経の束、腕神経叢を圧迫して肩、腕に痺れ(しびれ)を引き起こしたものです。

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