院長のブログ

落とし穴

先日行きつけの美容院の方が腰痛で動けないという連絡が入り、奥さんに支えられてやっとの思いで来院された。
実はつい一週間ほど前に調整を行っている。
昨日の午前中から動けなくなったとの事。
何かおかしい、このような場合は、必ず原因があるはずである。
たいがいは何かで呼吸が抑制される行動をしているはずである。
腰に痛みが現れる前日からの行動を詳しくたずねてみる。
すると、朝、腰が深く沈み込むイスに座って20分ほどうたた寝をしたと言うのである。
犯人は「こいつ」である。
お尻や腰が深く沈み込むイスに座った姿勢は極端に呼吸を抑制して酸素不足になる、筋肉は酸素が不足すると、過収縮を起し痙攣状態になり痛みとなる。
これが腰付近の筋肉に現れると腰痛、ギックリ腰となり、首付近の筋肉であれば寝違えである。
呼吸を改善し収縮を起した筋肉を緩めリリースすると、奥さんに支えられることなくお帰りになった。
呼吸が抑制される姿勢は日常の中にも多く存在する、その代表格がソファーである。
ソファーは、ゆったりしてリラックスできると思いますか?とんでもない。ソファーに座ってリラックスできた気分になるだけで、実は呼吸系が極端に制限され、体中の筋肉は緊張を起す結果になります。
ソファーに長時間座り続けた後、腰や背中、首に痛みが現れた経験のある方は多いはずである。
座るなら硬いイスをお勧めする。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。