以前、同じ題名でトピックスを書いたことがあったので今回はPat2
今日からいよいよ師走、寒さも本番と言う季節
日中は晴れていればポカポカと暖かいが、朝晩はめっきり冷え込むようになった。
こうなると増えてくるのが「めまい」を訴える患者さん。
めまいは、小脳と半規管(三つ集まって三半規管)と前庭神経核の三つの神経が正常に働いていないと引き起こされる。
小脳はバランスや運動をコントロールする、半規管は身体の平衡感覚、前庭神経核は目の動きに関係している。
乗り物に乗っていて本の字を平気で読めるのは前庭動眼反射のおかげ。
前庭神経核が正常に働いていないと車や電車に持っていて外の景色や本の文字を静止してみることができないで気持ち悪くなる、これが「乗り物酔い」
さて本題に戻ると、朝晩の気温が急に下る様になってから、立て続けにめまいの患者さんが来院。
検査を行うと半規管に低下がありそれが原因でめまいを引き起こしていた。
皆さんに共通しているのは、日中はめまいが起きないが、朝か夕方から夜になるとめまいが起きるというもの。
犯人は「冷気」。
内耳が冷やされると半規管は機能低下を起し前庭神経核を刺激してしまい「めまい」を引き起こす。
適切な刺激と内耳を温め、朝晩の通勤や外出の時は耳あてなどをして冷やさないようにしてもらうと症状は現れなくなる。
コメント