鈴木のり子のブログ

グルテンフリーはやったほうがいいの?

グルテンフリーという言葉はかなり知られるようになりました。

テニスプレーヤーのジョコビッチ選手がグルテンフリーの食事に変えて肉体改造できたことで有名になり、スポーツ選手や女優さんなどがダイエットや健康維持のために始めている情報が知られ、アレルギーがない方や若い女性の間でもかなり認知が高まっています。

グルテンフリとーは、元々グルテンアレルギーやセリアック病(グルテンの摂取により異常な免疫反応を起こして小腸に炎症が生じる疾患)の方の症状を軽減させるための食事法でした。

しかし、現在では特定の病気を持っていない方でも、リーキーガットの予防や以下のような体質の改善が見られることが知られています。

当医院にいているアスリートの方も、大谷選手同様に、血液検査を行い身体に合っていないグルテンやその他の食品を控える食生活をしています。
グルテンフリーが全ての方に必要というわけではありませんが、身体に合っていないものを排除することでパフォーマンスは格段に上がります。

アスリートの方は身体を激しく使うので、日常生活では気づかないような些細な変化にも気が付きやすいです。

グルテンは植物毒のレクチンの一種で、食べ過ぎると小腸にダメージを与えリーキーガット(腸管壁が開いてしまい腸のバリア機能が下がった状態)の原因になる可能性が高いです。

現状、特に問題が起きていない方でも、なるべく減らすように気をつけるだけで、以下のような体質の改善が見られることが知られています。

①小麦アレルギーの発症を抑える

②リーキーガットの予防

③便秘や下痢の解消
④イライラを抑え集中力を上げる

⑤ぽっこりお腹(腹部膨満)の改善

⑥疲労感、怠さの解消

⑦肌荒れの解消
⑧小麦依存からの脱却

実は自分では気が付いていないだけで小麦に対して問題を起こしている方は多く、知らず知らずのうちに小麦による体調不良が起きていることも多いです。

グルテンフリー生活を送ることで、リーキーガットを予防するので、未消化のタンパク質や病原菌などが体内に取り込まれるのを防ぐことが出来きます。

その効果で、免疫を高め、体が軽くなってやる気が湧くなどの内面的な部分にまで効果を期待することができるのです。

また、腸管壁の問題だけでなく、未消化のタンパク質が悪玉菌を増やすともいわれているグルテンの摂取を控えることで、便秘やむくみ、消化不良などのトラブル改善にもつながるといわれています。

結論としては、グルテンフリーは行うとかなり腸への負担が減るので、アレルギー体質の方はやったほうが良いと思います。

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