鈴木のり子のブログ

花粉の飛散がピークになりました、つらい花粉症を乗り切るには…

全国でスギ花粉がピークになり、西日本ではヒノキ花粉の飛散も始まっているというニュースが流れる中、寒暖差で風邪をひく方も多くいらっしゃいます。
当院でも、風邪なのか花粉症なのか調べてくださいっ。。。
という患者さんが続いていました。

風邪と花粉症を間違えないようにしてください

代替テキスト

特に熱が出たり、頭痛があるということがなく、くしゃみや鼻水だけの症状だと、風邪をひいているのか花粉症なのか?

この時期は判断がつきにくいと思います。

余談ですが、当院では、患者さんに日頃から風邪薬は風邪の症状を抑えることはできるが、風邪を治さないことをお伝えしています。風邪をひいた状態というのは風邪のウィルスに感染しているため、体内で免疫機能が働きます。ウィルス感染が大したことがない場合くしゃみや鼻水で体外にウィルスや細菌と体が戦うための炎症反応です。さらに強いウィルスや細菌と戦うためにはリンパ球が働きやすい体温になるように発熱をするのです。身体に備わった自然治癒力を働かせるように、リンパを刺激して白血球の働きを高めることでスッキリと素早く治すことができます。いわゆる風邪症状は免疫機能が働いているということです。

自然治癒力を生かす治療とは逆に風邪薬で症状を抑えこんでしまうと免疫機能が十分に働けず、結果ダラダラと副交感神経症状が続いてしまします。そうするとリンパ球が新たに攻撃するものを探し始め、花粉やハウスダストなどを外敵とみなし、花粉症やアレルギー性鼻炎に移行しやすいのです。

風邪か花粉かと悩まれる患者さんの大半は代謝への施術を終えた方たちです。代謝が整っているので、すぐに花粉に対する施術に入れるのですが、まずは風邪を疑いウィルス感染しているかどうかを検査します。

症状が出て3日以内の場合、たいがいは風邪をひいているので、まずは風邪を良くするための施術をします。風邪が治ってから、くしゃみや鼻水が取れない場合、花粉のバイルで検査をしてアレルゲンを特定し、治療に入ります。

1週間以上続いている風邪は、実は風邪でも花粉症でもなく副交感神経症状が残っているだけの方も多いのです。その場合は1~2回の神経代謝療法で自律神経を整えることで症状がなくなります。

長引く風邪→花粉症?

風邪が長引くとそこから花粉症になるパターンは前述したメカニズムによるものですが、風邪薬のデメリットはあまり知られていないため、治らない風邪を治そうと1週間以上薬を飲んでいる方も少なくありません。

長引く風邪から花粉症の発症のパターンが多いので、風邪を素早く治すことは最重要です。

風邪が治ってからスギやヒノキをはじめ主要な花粉のバイルでアレルギーチェックをしますが、半分くらいの方は多少の反応はあるものの施術が必要になるほどではないです。糖代謝が完了していると花粉に少し反応があっても症状が出ることは少ないです。

しかしながら、スギ花粉などに強い反応が出た方はスギ花粉バイルを使ってアレルギーに対する施術をします、その場合大抵1~2回の施術で症状がピタッと止まります。

スギ花粉

糖代謝の施術をせずに、花粉だけを応急処置として施術した場合は、ピタッと止まるまではいかずとも症状がかなり改善して軽くなるので、長く施術にかかる時間はないが、薬を飲まずに子に時期を乗り切りた方は反応が出た花粉バイルだけを施術することもできます。

つらい鼻水や我慢できないほどの目のかゆみが少し気になるかな?
くらいには改善します!!

自己管理としては、マスクや掃除機で花粉が付着することを避けることに加えて、甘いお菓子や飲み物で砂糖を摂ることを減らす、果物の摂取を減らすことをお勧めします。

次回は花粉症と果物アレルギーの関連についてお話します。

管理栄養士
アレルギーアドバイザー 鈴木のり子

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