鈴木のり子のブログ

脱ステを成功させるには  その3 リーキーガットに気を付けること

リーキーガット症候群(腸もれ)って聞いたことはありますか?
簡単に言うと、腸壁に穴があいた状態です。

腸に穴があく⁈

そういわれるとびっくりしますよね。腸にぽっかりと大きな穴があいているわけではありません。穴と いっても、目に見えないほどとても小さなサイズの穴です。

腸の中で何が起きているかというとちょっと難しくなりますが、腸の粘膜の損傷や腸壁細胞の結合(腸のタイトジャンクション)が開いているということです。

腸の粘膜細胞組織の間に隙間が出来て穴があいたようになっています。

このことによって、腸のバリアが壊れて、本来なら体内に入らないはずの細菌や未消化の食物成分や毒素、腐敗ガスなどが身体の中に入ってしまう状態です。

この腸に穴があくトラブルは、日本ではまだあまり知られていませんが、欧米では「リーキー・ガット・シンドローム」と呼ばれ注目されています。

リーキーガット症候群を起こす原因は食べ物と心身の不調の両方からくると言われています。

どのような食べ物がリーキガット症候群を起こすのでしょうか?

実は私たちが日常的によく食べている食べ物です。

代表的なのは小麦のタンパク質や乳のタンパク質です。

タンパク質というのは食品ごとにアミノ酸の配列が違っていて、問題を起こすのは小麦のグルテンと乳のカゼインです。

なぜ、グルテンを避ける必要がるのかというと、グルテンの成分であるグリアジンが腸の細胞に働きかける事でゾヌリンが分泌されてしまう事です。
リーキーガットは腸のタイトジャンクションが開いてしまう状態ですが、この状態を作る蛋質がゾヌリンです。
ゾヌリンが増えると、タイトジャンクションが開きっぱなしになり、腸のバリア機能が働かない状態になります。

そして、牛乳に含まれるカゼインは、分解されにくいアミノ酸配列をしており、未消化のまま腸に入ると、腸の粘膜に傷をつけ、炎症を起こします。

腸の粘膜に傷をつけるカゼインとタイトジャンクションを開きっぱなしにするグルテンはなるべく食べないように気を付けることで身体の炎症を抑えることにつながります。

給食でも出される牛乳は身体に良いイメージがありますが、健康な方でも嗜好品としてたまに飲む程度が適量だと思います。

リーキーガットは、腸管バリアの破綻ですので、腸内環境の適正化が重要になってきます。
腸の免疫機能を適正化して、体内に異物が侵入しないようにしていきましょう。

グルテンやカゼインの炎症や異物侵入の炎症を防ぐことで体内の慢性炎症を起こさないようにしていきましょう。

体内の過剰な炎症を減らすことで、脱ステ成功へと導いてくれます。

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