大人になったら突然、アトピーを発症した、
または、子どものころに少しアトピーがあったが成長していく過程で自然に良くなっていたが大人になって急に悪化する方がいらっしゃいます。
突然の体質変化?
何だろう?と心配になりますね。
痒みで睡眠不足になり、悪循環になる方も少なくありません。
実際、大人のアトピーは過労やストレスが原因になっていることも多いです。
他にも、飲酒 タバコ 睡眠不足 腸内環境の悪化 有害重金属なども考えられます。
アレルギーやアトピー性皮膚炎になるとステロイドという薬を処方されることが多いです。
ステロイドには、副腎皮質ホルモン、男性ホルモン、女性ホルモンがあります。
実際に医薬品としてのステロイドは副腎皮質ホルモン(合成糖質コルチコイド)のことを示しているということは知っている方も多いかもしれませんね。
その副腎皮質で作られるホルモンは、鉱質コルチコイド、糖質コルチコイド、アンドロゲン(男性ホルモンの1つ)の3種類があります。
副腎皮質ホルモンの中で、糖質コルチコイドにコルチゾールというものが含まれます。
主な働きは以下の3つです。
1.ストレスがかかると(飢餓、寒冷、外傷、睡眠不足などを含む)コルチゾールは血中へのグルコースの供給量を増加させる。
2.同時にインスリンのインスリン受容体との結合を低下させるので細胞へのグルコースの取り込みが低下する。
3.コルチゾールには、抗炎症作用がある。
コルチゾールがどのように働くか、アトピーなどの炎症を抑えるにはコルチゾールの抗炎症作用を利用したいのですが、ストレスがかかると血中グルコースの増加から細胞へ取り込めない状態となり、糖質炎症が起きやすくなります。
コルチゾールの働きが、期待するものと全く逆になってしまうのです。
このメカニズムが、ストレスがアトピーを悪化させる原因です。
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