朝晩はひんやりと涼しく、日中はカラッとした過ごしやすい季節ですね。
高温多湿の夏から少し涼しくなってきたこの9月後半から10月にかけて、実はカビの胞子を吸い込みやすくなります。
というのは、高温多湿の夏に育ったカビから胞子が飛ぶのかこの時期なのです。
アレルギー症状を起こしやすいカビで多いのがお風呂場に生える黒カビ、そしてススカビです。
お風呂場ほど湿気がないところに生える青カビ、
そして、今回ご紹介するコウジカビは、靴やカバン、プラスチックや木材、ガラスなどにも生えます。
このカビは、咳や鼻水、皮膚の炎症を悪化させ、肌荒れやアトピーの悪化に影響します。
コウジカビと聞いて、「 えっ⁇ 」と思われた方もいるのではないですか?
コウジカビ「アスペルギルス属」といえば、有名なのは「アスペルギルス・オリゼー」です。日本でも味噌や醤油、日本酒、みりん 鰹節などの発酵食品に昔から使われ、「コウジカビ」とか「コウジ菌」と呼ばれています。
免疫を上げるには発酵食品が良いと塩こうじ 甘酒などを食べている方も増えていますね。
問題を起こすカビもコウジカビの「アスペルギルス属」です。
同じ「アスペルギルス属」のカビでも、種類が違う「アスペルギルス・フミガーツス」は、感染すると肺や気管支で増殖し、呼吸困難を引き起こす「アスペルギルス症」の原因となります。
また、「アスペルギルス・フラブス」は「アスペルギルス症」という感染症やアレルギーを引き起こします。
予防するためには、カビが繁殖しにくいよう、湿度のコントロールやこまめな掃除を心がけましょう。
カビを殺菌するために塩素系の漂白剤や殺菌剤を使うと、薬剤そのものがアレルギーの原因物質にもなりますのでご注意ください。エッセンシャルオイルで殺菌効果のあるエッセンシャルオイルを使ってのお掃除をお勧めします。
液体せっけんにエッセンシャルオイルを希釈して掃除するのがお勧めです。
液体せっけん10ml
エッセンシャルオイル 10滴
水
水ぶきができるところは水拭きをしてカビをとる。雑巾を使わず、古いタオルなどで掃除をして使い捨てにする。
仕上げのスプレー
(材料)
無水エタノール…10ml
精製水…20ml
スプレー容器…30ml
お好みのエッセンシャルオイル 2~3種類
(作り方)
無水エタノールにエッセンシャルオイルを溶かして、精製水を入れてよく混ぜる。
掃除が終わったところにスプレーして乾拭きする。
【抗真菌(カビ抑制)効果のあるエッセンシャルオイル】
タイム
ティーツリーオイル、
オレガノ
ユーカリ
レモン
ラベンダー
ペパーミンントなど
湿気がたまってカビが生えやすい靴箱やクローゼットの中や、エアコンのフィルターや吹き出し口のお掃除をお勧めします。
空気清浄器を使うのもお勧めです。
空気が乾燥している今の季節に湿気がたまりやすい場所をできると良いですね。
マスクと手袋は必須です。
●次回は同じカビでも腸の中に住んでいるカビ菌についてお話します。
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