施術例

生後6か月のアトピー性皮膚炎

1年前の症例になりますがアトピー性皮膚炎の乳児の改善についてご紹介します。

初回受診時6か月の男児です。母乳だけで育てられており、母親は普通に食事をされていて、アトピー性皮膚炎ではあるが、アレルゲンを特定する血液検査は受けていないとのことでした。

腸の状態と唾液の量が少ないことがアトピー性皮膚炎に関係していた!

初回の状態は、顔全体に粉が吹いたような肌荒れがあり、特に頬は赤みを帯びじくじくした部分もありました。顔の状態が一番ひどく、首周りやひじの内側にも発疹が出ていました。

便が下痢気味でおならが臭うとのことなので腸からの栄養素の吸収と大腸の腸内細菌のバランスが良くないようでした。

また、よだれがあまり出ない赤ちゃんというのも糖質の代謝がうまくいっていない赤ちゃんの特徴で、こちらとしては皮膚炎が出るのも納得のお子さんでした。

生後4か月くらいから少し乳児湿疹が出始めたとのこと。生後2~3か月までは 出ていないとのことなので乳児脂漏性湿疹ではなく、アトピー性皮膚炎の可能性が高いお子さんでした。
母乳だけで育てられており、母親は普通に食事をされていて、アトピー性皮膚炎ではあるが、アレルゲンを特定する血液検査は受けていないとのことでした。

症状から、遺伝的にかゆみを起こしやすいとされるアトピー素因(体質)を持っていることが考えられ、免疫システムが亢進している様子(IgE抗体を産生しやすい素因をもった状態)が見られました。

初回の状態は画像の通り、顔全体に粉が吹いたような肌荒れがあり、特に頬は赤みを帯びじくじくした部分もありました。顔の状態が一番ひどく、首周りやひじの内側にも発疹が出ていました。

便が下痢気味でおならが臭うとのことなので小腸からの栄養素の吸収がうまくいっていないのと大腸の腸内細菌のバランスが良くないようでした。

また、よだれがあまり出ない赤ちゃんというのも糖質の代謝がうまくいっていない赤ちゃんの特徴で、こちらとしては皮膚炎が出るのも納得のお子さんでした。

母乳だけで栄養を摂っているので母乳のタンパク質由来のアレルゲンの特定より糖質の代謝不全が大きく関与している可能性が高いとバイルで検査をしていきました。

糖代謝が低くそれに付随して、脂質やタンパク質の代謝も非常に低い状態ではありましたが、優先は糖質の代謝不全を改善することでした。

やはり優先すべきは糖代謝でしたので、唾液が正常に出るように耳下腺への刺激からスタートさせました。

アトピー性皮膚炎施術開始時
施術開始時 2017/6/30
アトピー性皮膚炎施術1か月後
施術1か月後 2017/7/31

私どもの代謝不全のアプローチは口から摂取したものを正常に体内で消化吸収、排泄できるように体の機能を上げていきます。

その為、体内に食物が入ってから出るまでの代謝経路に沿って毎回刺激を与えて、体の機能を高めていきます。
全行程が1回ずつで進だ場合、糖代謝で10工程あります。
その後、必要に応じて、免疫システムの正常化や脂質の代謝、タンパク質の代謝を確認して、食物アレルギーの方は特定のアレルゲンに対してアプローチを行います。

週に2回のペースで受診されて、8回目でおでこのかさつきは、ほぼなくなりました。
耳下腺アミラーゼや膵臓アミラーゼなどをはじめ、その他の糖代謝に関わる酵素の働きがいずれも3割以下とかなり低いのですが、成長力が著しい乳児ということもあり、毎回1回施術で次の工程に進むことが出来ました。

頬肌荒れも、かさぶたのような感じはなくなり、体の中から炎症が出てくるような状態はおさまっています。

残すところ2工程、あとは各細胞に栄養分を正常に届けて、皮膚の修復を待つ段階に入ってきました。

一般的には離乳食を始める時期ですが、アトピー体質があるお子様なので、食物アレルギーを発症してしまうと炎症が広がりやすく、皮膚炎が悪化してしまうので、離乳食については、お母様も急がないとのことでまだ始めていない状態です。

アトピー性皮膚炎の乳児の改善 糖代謝まで終了しました。

生後6か月で施術を開始して2か月目で糖代謝まで終了し皮膚炎は、ほとんど見られなくなりました。
ご自宅で撮った写真を送ってくださいました。

7月に8工程まで終了し、残すところ2工程、8月1週目に全行程終了。

グルコースを正常に送り、TCAサイクルを正常化するように刺激を入れて終了。

8月は夏休みということで帰省されるとのこと、8月下旬にその他の工程が必要かの確認に来るとのことでした。

生後8か月になり、離乳食をスタートするために、アレルゲンがあるものと大丈夫なものを、それぞれの食品バイルで検査し、食べられるものを分類しました。

お米や野菜類はおおむね問題ないので、重湯からのスタートをお願いしました。
代謝が極端に低かった卵と大豆は、この状態で食べたら間違いなく食物アレルギーに進んでしまう数値でしたのでタンパク質の代謝を施術し、その後脂質代謝を施術しました。

油の摂取は、炎症物質の発生をひどくしたり、抑制したりと皮膚炎と密接な関係があるため検査と施術をしました。

検査をしながら食べられるものを選んでいるので、離乳食は大きな、問題も起こさず順調に進んでいました。 10月頃には卵、大豆も大丈夫になりました。

10月末(生後10か月)に風邪をひいたことで免疫システムが過剰反応してしまい、頬に炎症が出たとのことで来院され、機能が亢進している部分について正常化するように刺激を入れ、正常化した後はみかんやバナナなど果物も食べられルようになりました。

一部代謝不全がある、りんごやキウイフルーツ、柿などについては成長を見ながら定期的に検査をして適量を食べることで皮膚炎が出ることもなさそうです。

※離乳食を始めても、母乳は栄養の主となっている時期ですので母親の食事や体調で母乳の質が変わります。
一度、ママの食べたものが合わずに炎症が出ましたが、2日ほどで自然に引いたとのことでした。

・・・母乳育児中のママは、食事に気を付けてください。・・・

こちらの症例の患者の声はこちら

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