院長のブログ

間接的影響

2週間前から首の痛みで起きているのも辛いという患者さんが来院された。
初回、2回目と施術を行うも患者さん自身の感じる首の痛みにはあまり変化が無い。
3回目の施術で「関係ないかも知れませんが、ここのところ左上の奥歯が痛い、歯医者に行っても虫歯も何も無く、問題ありません」と言われたと言う。
これは怪しいと、早速、左奥歯に負荷をかけて検査すると、反射反応が現れた。
これは三叉神経、第二枝、上顎枝の痛み、つまり三叉神経痛である。
左上顎枝と首の痛みの反射を調べたところ、見事に合致。
眼球運動を利用して脳幹を活性化すると歯の痛みと首の痛みがほぼ消失した。
首の動きと眼を動かす外眼筋は連動していて相互作用で問題を起しやすいが、そこに三叉神経が間接的に関与していた。
何とも神経系と言うものは、ややこしい事をするものである。

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