グルテンフリーという言葉はかなり知られるようになりました。
テニスプレーヤーのジョコビッチ選手がグルテンフリーの食事に変えて肉体改造できたことで有名になり、スポーツ選手や女優さんなどがダイエットや健康維持のために始めている情報が知られ、アレルギーがない方や若い女性の間でもかなり認知が高まっています。
グルテンフリとーは、元々グルテンアレルギーやセリアック病の方の症状を軽減させるための食事法でした。
しかし、現在では特定の病気を持っていない方でも、リーキーガットの予防や以下のような体質の改善が見られることが知られています。
・小麦依存からの脱却
・ぽっこりお腹の改善
・グルテン過敏症の予防・改善
・イライラを抑え集中力を上げる
・肌荒れの解消
実は自分では気が付いていないだけで小麦に対して問題を起こしている方は多く、知らず知らずのうちに小麦による体調不良が起きていることも多いもの。
グルテンフリー生活を送ることで、食欲増加などを抑えてダイエットに効果をもたらすことはもちろん、リーキーガット(腸管壁が開いてしまい腸のバリア機能が下がった状態)
を予防するので、未消化のタンパク質や病原菌などが体内に取り込まれるのを防ぐことが出来ます。
その効果で、体が軽くなってやる気が湧くなどの内面的な部分にまで効果を期待することができるのです。
また、腸管壁の問題だけでなく、腸内の悪玉菌を増やすともいわれているグルテンの摂取を控えることで、便秘やむくみ、消化不良などのトラブル改善にもつながるといわれています。
小麦のグルテンとは、何なのでしょうか?
実は、グルテンというのは、植物毒のレクチンの1種です。
レクチンはタンパク質の一種で、「糖鎖に結合活性を示すタンパク質(糖鎖結合タンパク質)」の総称です。細胞の表面の糖鎖に結合しやすいタンパク質という意味です
このレクチンという物質は、ほぼ全ての動植物に含まれますが、私たちが影響を受けやすいのは植物毒としてのレクチンです。
植物は、動けないので、昆虫などに食べられないように、レクチンという毒物を産生します。人間が植物を食べる際、このレクチンが人間の健康に害を及ぼす事場合があるのです。
グルテンは植物毒のレクチンの一種と覚えてください。
結論としては、グルテンフリーは行うとかなり腸への負担が減るのので、アレルギー体質の方はやったほうが良いと思います。
沢山の種類があるレクチンについてはまた、別の機会に書きます。
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