施術例

喘息と左肩の痛み 30代 女性

お悩みの症状

小さい頃より喘息があり3年前よりステロイド吸入薬を服用。
3日ほど前より腕を上げると肩の前後に痛みを感じる。

検査

気管支の反射点を利用し気管支の状態を検査すると収縮状態と炎症反応あり。

小脳検査: 
指-鼻-指テスト、回内-回外テスト、ロンベルグテストなどの結果から右小脳機能低下。

ウェーバー検査、輻輳検査、対光反射、近見反射の検査の結果左大脳皮質の機能低下。

筋力検査
左半身上下肢の筋力低下
特に左斜角筋、小円筋、大円筋、烏口腕筋の検査時肩に痛が現れる。

アプローチ

左大脳皮質の機能を正常化するために右小脳を活性化。

左前斜角筋と中斜角筋の収縮を解除。

右内側翼突筋をリリース。内側翼突筋は顎関節に関係した重要な筋肉であり顎関節の機能は同側の小脳の機能に重要な影響をもたらす。

気管支弛緩操作

上記の操作を実施、4回の施術で左肩痛は消失。喘息による咳はほぼ薬の使用しない状態まで改善。

所見

左大脳皮質低下により左側半身の筋紡錘への抑制が低下し筋の収縮を招いたものと思われる。
特に左斜角筋群が収縮を起こしたために肩の前後の皮膚に分布している腋窩神経が影響を受け肩の前後に痛みを発生。
病院を受診すれば胸郭出口症候群と診断されると思われる。

喘息について

気管支は副交感神経作用で収縮を起こす。これにより咳や喘息が引き起こされる。
この患者さんは左大脳皮質が低下を起こし左半身の交感神経過緊張状態に陥っていた。
自律神経は身体の半身つまり右半身と左半身とが個別に作用する。

右半身が交感神経過緊張の状態になると左半身は相対的に副交感神経が優位となるために気管支が左半身の副交感神経作用により収縮を起こし喘息状態になったものと思われる。
子供のころの状態が解らないので幼児期の喘息が何に起因していたのかは現状としては不明であるが、現状況での喘息の原因は左大脳皮質低下による右側副交感神経優位によるものと思われる。

患者さんご本人の仕事が忙しく施術が終了していないため完全ではないが喘息の薬にはほとんど頼らなくていい状態まで改善できた。

こちらの患者様からは、患者様の声をいただいております

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