施術例

めまいと吐き気 65歳 女性

お悩みの症状

二週間前に突然めまいの症状が現れる
めまいと同時に気持ち悪くなる、ひどくなると吐いてしまう。内科で診てもらうも改善なし、その時の診断はメニエール病、耳鼻科に受診、吐き気は少し楽になる。
寝ていても頭を動かすと自分がグルグル回るようにめまい、歩行中も同様に回転性めまいで真っ直ぐ歩くことが困難。

検査

つぎ足歩行(陽性) 指鼻検査(左陽性) 眼球運動検査(左オーバーシュート) 輻輳検査(右陽性) 
右側筋群に低下傾向

施術・アプローチ

検査結果から左小脳の機能低下と判断、左脊髄小脳路を利用し小脳を活性化。横隔膜と呼吸に関する筋肉を調整。眼球運動を利用し脳幹を活性化。

施術終了後、つぎ足歩行・指鼻検査正常化、ふらつくことなく真っ直ぐ歩けるようになる。
四日後に再度来院、めまい、ふらつき、吐き気の症状は全て解消。
代わりに背中に痛みが現れるが左後半規管の低下が原因と判明、温熱刺激で調整後、背部痛は消失。

所見

何らかの原因で左小脳の機能が低下したために運動機能の制御ができなくなり症状が現れた。

小脳が機能低下を起すと、酒を飲んで酔っ払った状態になる。吐き気は小脳が機能低下を起し、嘔吐中枢である孤束核が刺激されてしまい吐き気を起してしまった。後から現れた背部痛は半規管が低下を起したため、抗重力筋である脊柱起立筋が安定を失い筋肉への負担が痛みとして現れた。

この患者さんも病院での診断はメニエール病であった、耳鳴り難聴は無い、メニエールと診断するにはあまりにも無理がある。

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