外部環境を末梢神経が中枢神経に伝え体内環境を一番いい状態に保つ。これが健康の定義です。神経の働きは『活動電位』が発生することで中枢神経系へと伝えます。

頭痛や腰痛で苦しんでいるときは神経細胞で活動電位が異常発生しやすい状態になっています。活動電位は酸素不足、栄養不足、刺激の低下が原因で異常発生をします。

状態を改善するにはまず、神経細胞に酸素を十分に供給し必要な刺激を検査に基づき的確に与える。これにより細胞の中でATP(アデノシン三リン酸)を産生する酸化的リン酸化が作用し神経の働きは正常化し痛みやシビレめまいなどの状態が改善されます。

『脳からの指令は交叉して反対側に伝達される』と言われていますが実は重要なのは同側の作用なのです。右脳は右半身、左脳は左半身の自律神経や痛みなどの感覚、運動をコントロールしています。

それぞれの辛い症状は身体に問題があるのか神経系のどの経路に問題があるのか緻密な神経的検査で状態を見出し適切な刺激で脳幹や大脳皮質を活性化し『下行性調整経路』の働きを適切な状態にすることで辛い状態が改善されます。