捻挫には足首の外側の靱帯を痛めてしまう内転捻挫と内側の靱帯を痛めてしまう外転捻挫があります。
足首の靱帯に急激な力が加わり引き伸ばされ炎症を起こし、ひどい時には靱帯の何本かが断裂を起こすことがあります。時には何日も痛みで足が着けないほどの状態になることがあります。捻挫はいかに早く冷却法を行うかで治癒の早さが違います。
急性期(怪我をしてから72時間)を経過すれば、一度のアプローチで歩行可能な状態にまで改善できます。
足首を捻り急激に引き伸ばされた靱帯は次の瞬間、急激に収縮を起します。筋肉を含めた靱帯などの線維は急激で過剰な力が加わると線維内に瘢痕組織が形成されます、また損傷した線維が修復されるときにも瘢痕組織が形成されます。
靱帯線維内に形成された瘢痕組織は周りの線維に比べ柔軟性が無く過敏になるため足首を動かしただけで痛みを発生します。瘢痕組織は時間が経過すればするほど治りにくくなります、湿布や電気では瘢痕組織を改善することは出来ません。形成された瘢痕組織の場所を的確に探し出し解除しなければ捻挫の痛みは解消することは出来ません。
腫れや炎症が治っても、歩行時や体重が掛かると痛い、正座をすると痛みが出るなどの場合にも大きな効果があります。