小学校高学年より中学、高校生に多く男児よりも女児に多い。

【大症状】
1,立ちくらみ、あるいは、めまいを起こしやすい
2,立っていると気持ちが悪くなる、ひどくなると倒れる
3,入浴時あるいは、嫌なことを見聞すると気持ちが悪くなる
4,少し動くと動悸あるいは息切れがする
5,朝なかなか起きられず、午前中調子が出ない

【小症状】
1,顔色が青白い
2,食欲不振
3,臍疝痛(さいせんつう)を時々訴える
4,倦怠あるいは疲れやすい
5,頭痛を絶えず訴える
6,乗り物に酔いやすい

病院では大症状と小症状のいくつかの組み合わせが該当するとODと判定されます。投薬療法で様子を見るというのが現代医学のやり方です。
ODと診断された子供たちを診ると、確かにいくつかの症状が当てはまり学校にも行けない状態です。検査を行ってみると、中枢神経の機能低下、呼吸器系、内蔵の機能低下、反射機能の低下、がありますが、感情の影響も見逃してはいけません。
症状の組み合わせによる病名診断ではなく現状の実態を見極めていかなくては、改善はありません。

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