口を開閉させると音がする、痛くて口を開けたり、物を噛むことができない。このような症状は頚椎、咀嚼筋、関節円板、頭蓋骨などの問題が考えられます。また、顎関節から頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり、腰痛などあらゆる症状が起こります。しっかりとしたケアが必要です。

顎関節機能回復法 TMJ Functional Recovery Technic

顎関節は下顎骨の下顎頭が頭蓋の下顎窩に関節円板を介してはまり込む形になっています。
そこに開口筋の顎舌骨筋・オトガイ舌骨筋・顎二腹筋と閉口筋の咬筋・側頭筋・内側翼突筋・外側翼突筋が口の開閉を行なっています。
これらの筋肉は咀嚼筋と呼ばれ食事の時、喋る時などに大切な役割を果たしています。

咀嚼筋はトラブルを起しやすく、左右の筋肉のバランスが崩れると左右どちらかの顎関節に負担がかかり痛みが生じてしまいます。
特に上顎と下顎を斜めに結んでいる内側翼突筋は口が真っ直ぐ閉じるように下顎が左右にズレないようにバランスをとっている重要な筋肉です。

TFRT・顎関節機能回復法では緊張や収縮でアンバランスを生じている咬筋・側頭筋・内側翼突筋・外側翼突筋の機能を一つ一つ調べ5グラムと言うやさしい力で顎関節だけではなく頭蓋骨全体を調整してゆきます。

顎のトラブルとして顎関節の関節円板の問題が言われますが、実際には関節円板が磨り減ったり薄くなることでの額関節の問題はさほど多くありません。
むしろ関節円板にトラブルが及ぶ以前から口が開かない、口を開けると痛みがある、物を噛むと顎が痛いなどの前兆が出ているはずです。
この段階で顎関節の機能回復を行なうことで関節円板を保護し顎の働きを健康に保つことが出来ます。

成長期における顎関節のトラブル

小さなお子さんですと口が開けられなかったり顎に痛みがあったりしても、その状況を表現できず親が気付いてあげられない場合があります。
また、他の人と比べることが難しいので口が開きづらくても、それは自分だけではなく口は開きづらいものだと思い込んでいることもあります。

顎関節の異常から小学生でも耳鳴り・頭痛・めまい・肩こり・腰痛などに悩まされることがあります。

顎関節が正常に機能しているかお父さん、お母さん確認してください。
1、口を開いた状態からゆっくりと口を閉じて行きます。
下顎が左右にずれながら閉じる。
2、強くかみしめると顎に痛みがある。
3、口を大きく開けると顎に痛みがある。
4、口を大きく開けて

顎の痛みの症例はこちら