メタボリックシンドロームと未病と薬

厚生労働省がメタボリックシンドロームの改善を呼びかけるようになって10年以上が経ちますが、その数は減るどころか増える一方です。
現在40~47歳の男性では2人に1人 女性では5人に1人がメタボリックシンドローム該当者または予備軍で併せて、1940万人と言われています。

2018年の日本の3大死因と、それに続く死因別死亡率の順位は以下の通りです。
長年2位に入っていいた脳血管疾患を抜いて、3大死因のトップ3に初めて「老衰」が加わったとのこと。

悪性新生物(27.4%)
心疾患(15.3%)
老衰(8.0%)
脳血管疾患(7.9%)
肺炎(6.9%)

脳血管疾患を老衰が抜いたことに驚きましたが、それだけ長寿になっているということですね。
老衰と聞くとよさそうですが、寝たきり闘病生活での老衰の可能性もおおいに考えられます。
健康寿命を延ばしていくにはどうしたら良いのか改めて、個人が考える必要がありますね。

死因の上位の心疾患と脳血管疾患の前に動脈硬化症 高血圧症 糖尿病 脂質異常症があります。

さらに、その前にメタボリックシンドローム(メタボ)があります。

メタボは、内臓脂肪型肥満(内臓肥満・腹部肥満)に高血糖・高血圧・脂質異常症のうち2つ以上の症状が一度に出ている状態をいう。日本語に訳すと代謝症候群ですね。

以前はこのような状態を死の四重奏などと呼んでいました。
呼び名としては以前の方が怖いですが、特定保健指導などもあるので、現在の方が危機感を持つ方が増えています。

いずれにしても、動脈硬化が原因となって起こる日本人の死因につながります。

動脈硬化を起こしやすくする危険因子としては、高血圧・喫煙・糖尿病・脂質異常症(高脂血症)・肥満などがあります。

これらの危険因子はそれぞれ単独でも動脈硬化を進行させますが、危険因子が重なれば、それぞれの程度が低くても動脈硬化が進行し、心臓病や脳卒中の危険が高まることがわかっています。

それぞれの数値が、正常値を超えているが、投薬治療はまだ必要ない状態、いわゆる西洋医学的な未病の状態です。

メタボは生活習慣が大きくかかわるものなので、食べる量と活動量のバランスを取り適正体重を保つことやストレスの解消 適正な睡眠時間の確保で問題は解決します。
この段階で薬は必要ありません。

しかしながら、自助努力を怠った場合、病気になります。
医者に病気と判定されると投薬治療が開始されますが、薬は病気を治すのでしょうか?



答えは、治しません。
その証拠に投薬して表面的に良くなった血液検査結果や血圧は薬をやめると悪くなるため一生飲み続けるように言われます。
薬が治してくれるなら、治ればやめられるはずです。

病気を治すのは生活習慣の改善しかないのです。

糖尿病に限っては、発症してしまうと治ることはありません。生活習慣を改善しながら、必要に応じて投薬することで悪化することは防げるというのはあります。

メタボは西洋医学的に病気ではないけど健康でもない状態の未病です。病気ではないから病院では、治療はしない。自分で気を付けるように言われますが、ほとんどの方が放置します。
体感は特に悪くない普通だけど、ジワジワと体を蝕んでくるのです。

一方、東洋医学的な未病は不調感があるけど、特に病気が見つからない状態です。

大まかに分類すると西洋医学的な未病は男性と閉経後の女性に多く、東洋医学的な未病は子どもや女性に多いです。

私どものCFP代謝療法は西洋医学的 東洋医学的 両方の未病改善にお役に立てます。

頭痛などの痛み止めや高血圧 高脂血症 痛風などの薬を飲み続けるリスクをとるのか、体質改善と生活習慣の見直しで、健康寿命を延ばすのか考えていただきたいと思います。

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